ストーマケアの習得は講習会への参加が近道!

ストーマの装具交換は医療行為とみなされていましたが、平成23年に予後が安定している人の装具交換は医療行為に当たらないと判断され、介護スタッフもストーマケアを行うことができるようになりました。
しかし、ストーマケアを行う場合は、装具の交換について学んでおくことが推奨されており、各地で介護士向けのストーマケアの講習会が開催されるようになっています。

ストーマケアの講習会では、主にストーマと装具に対する基本的な知識と、装具交換の実習を行い、介護現場で求められる技術を身につけます。
「日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会」をはじめ、各県の福祉団体やストーマ研究会などが、様々な形でストーマケアの講習会を開催しているので、介護職は積極的にストーマケアを学んだほうがいいでしょう。
講習会への参加が難しい時には、医療関係者向けの情報サイトなどでも研修動画でストーマケアの基本技術を公開しているので、ぜひ閲覧しておくことをおすすめします。

ちなみに、ストーマケアを介護職が適切に行えるようになれば、ストーマを有する要介護者が肌トラブルを起こさず、快適に介護を受けることができるようになります。
しかも、介護職自身も落ちついてケアができるようになり、質の高い介護サービスが提供できるようになるでしょう。
ストーマを有する高齢者は年々増えているので、介護従事者としてスキルアップを図るためにも、ぜひ勉強してみることをおすすめします。